北緯2度12分から10度57分の間に位置しており、東西に横たわる600〜700mの台地がチャド盆地とコンゴ盆地を分岐し、東西に1,400m級の山脈がある。また大小河川が多く、主流は川幅 3キロ　全長1,200キロの大河ウバンギ川でコンゴ川に合流する。国土総面積は62.3万平方kmで、日本の約1.7倍。
　首都バンギは小人民族であるピグミー族が住む熱帯雨林のはずれにあり高温多雨であるが、北部は乾燥したサバンナ地帯となっている。
　390万の人口の4分の1以上が都市部に集中し、人口2万人を超える都市は6市である。人口密度は1平方キロあたり6人ほどであり、東北部と東部はほとんど無人地帯、南西部の密林地帯も人口が少ない。 人口増加率は2%であり、全人口の40%が15才以下という若年国家である。 人種はバンダ族、ウバンギ族、バイア族、ザンデ族、サラ族、ピグミー族の6種族